一アマ 法規 割当・特性・基準周波数
ややこしい割当・特性・基準周波数の定義
割当・特性・基準周波数の定義は日本語を呼んでもかなり分かりにくい。なので自分なりの解釈で分かりやすく整理してみた。多少の語弊や間違いはあるかもしれないが、あくまで試験をローコストで乗り切るためのものだと思ってほしい。間違ってたら教えてください…
割当周波数
「割当周波数」とは、無線局に割り当てられた周波数帯の中央の周波数をいう。
要は、無線局免許に指定されている周波数帯の真ん中の値である。
特性周波数
「特性周波数」とは、与えられた発射において容易に識別し、かつ、測定することのできる周波数をいう。
実際に発射した電波の周波数を測定した値。実測定値のこと。スペクトルのピーク値とかではなく、スペアナのカーソルを中央から少しずらしているイメージ。※あくまでイメージなので実際は分かりません。
基準周波数
「基準周波数」とは、割当周波数に対して、固定し、かつ、特定した位置にある周波数をいう。この場合において、この周波数の割当周波数に対する偏位は、特性周波数が発射によつて占有する周波数帯の中央の周波数に対してもつ偏位と同一の絶対値及び同一の符号をもつものとする。
すさまじくわかりにくい文章だが、単語ごとにしっかり理解していくとこうなる。
要するに、
理論的な帯域幅の真ん中から一定量ズレたところに基準周波数が定められている
実測の周波数帯の真ん中から一定量ズレたところを特性周波数(=測定する周波数)としている
これらの一定量ズレは同じですよ、
ではないかと考えている。むしろ、前項の「特性周波数」の定義をこう捉えたほうがいいのかもしれない。
周波数の許容偏差
「周波数の許容偏差」とは、発射によつて占有する周波数帯の中央の周波数の割当周波数からの許容することができる最大の偏差又は発射の特性周波数の基準周波数からの許容することができる最大の偏差をいい、百万分率又はヘルツで表わす。
これも激しく分かりにくい。。。定義が前半んと後半の2種類存在するので、1つずつ図にしてみる。
発射によつて占有する周波数帯の中央の周波数の割当周波数からの許容することができる最大の偏差
発射の特性周波数の基準周波数からの許容することができる最大の偏差
まあこれは結局、理論値と実測値のズレを言っているだけ。
終わりに
絵で覚えておかないと、毎回忘れてしまいます。。。これちゃんと理解している無線従事者、何人居るのかいな。