【一陸技】工学A 令和5年1月期第1回 A-10 解説

2023-02-17一陸技

こちらは充電方式の問題です。

基本的に電池への充電は、簡易的にはコンデンサへの充電と考えると理屈と結びつけやすいです。実際の電池はもっと複雑だと思いますが。。。

これも毎年のように出題されているので、覚えるだけです。

[A] 定電流・定電圧充電では充電の初期及び中期は定電流で比較的急速に充電し、その後低電圧に切り替えて充電する方法である。

[B] 準定電流充電では、直流電源と電池との間に抵抗を直列に入れて充電電流を制限する方法である。充電電流は初期には大きいが過大ではなく、また、周期には所定値以下になるようにセットできる。

[★] 定電圧充電のほうはどうかというと、簡易的にはコンデンサに定電圧源が直結。コンデンサが空っぽだと初期電流は無限大流れてしまうので、非常に危険。電極に負担がかかる。

[C] トリクル充電では、電池を停電時の予備電源とし、停電時のみ電池を負荷に接続するという使い方において、電池が負荷に接続されていないときは、常に充電状態を保っておくため、自己放電電流に近い電流で絶えず充電する。

[D] 浮動充電方式では、整流電源(直流電源)に対して負荷と電池が並列に接続された状態で、負荷を使用しつつ充電する。トリクルとの違いだが、浮動充電方式のほうはあくまで負荷変動したときに電流を補助的に供給/吸収するためのもの。

以上より、正解は5である。

2023-02-17一陸技

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