【一陸技】工学A 令和5年1月期第1回 A-15 解説

2023-02-19一陸技

C/N配分の計算問題である。こちらの問題も数字を変えて何度か出題されている。

[A] 理論C/Nは11.8[dB]で十分であるが、固定劣化4[dB]があるから所要C/Nはその分だけ余裕をもって設定してください、という趣旨である。よって、所要C/N = 11.8[dB] + 4[dB] = 15.8[dB]

[B] さて、所要C/NのノイズNの内訳を熱雑音18%, 干渉雑音80%, 歪み雑音2%と仮定するというのである。所要C/N=15.8[dB]。更に、N = 0.18N, N干渉 = 0.80N, N = 0.02Nという解釈となる。よって各ノイズ要因ごとのC/Nを計算すると、

  • [真数計算] (C/N) = C/N = C/0.18N = C/N ÷ 0.18
  • [対数表現] (C/N) = (C/N) – 10log10(0.18) = 15.8 + 7.44 = 23.2
  • [真数計算] (C/N)干渉 = C/N干渉 = C/0.80N = C/N ÷ 0.80
  • [対数表現] (C/N)干渉 = (C/N) – 10log10(0.80) = 15.8 + 0.96 = 16.8
  • [真数計算] (C/N) = C/N = C/0.02N = C/N ÷ 0.02
  • [対数表現] (C/N)干渉 = (C/N) – 10log10(0.02) = 15.8 + 16.98 = 32.8

よって、正解は3である。

2023-02-19一陸技

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